菜の花エコプロジェクト

全国に広がる「菜の花エコプロジェクト」は、1998年に愛東から始まった地域内資源循環モデルであり、
地域自立を促すプロジェクトです。
菜の花栽培~搾油
地域の転作田を利用して、営農組合等で菜の花を栽培しています。
収穫した菜種は愛のまちエコ倶楽部が買い取り、搾油・精油工程を経て食用油を製造しています。
------------------------------------------

    • 菜の花栽培

【は種】
9月下旬~10月初旬
ナタネは幼苗期、麦より過湿に弱いため、初期の湿害には十分注意します。

1.ほ場周辺の溝きり

2.施肥:耕起
・基肥(10aあたり、苦土石灰100kg、秋冬野菜肥料1号35kg、PK化成2号20kg)

3.畝立て(麦と同様の平畝栽培とする。畝幅5~6m)
4.散播:500~700gを手回し散粒機で播種します。

【追肥】
1回目(12月中旬)硫安15kg/10a
2回目(3月上旬)硫安20kg/10a

【成長期】
冬の寒さが和らぐ3月に入ると、日に日に成長してきます。

【菜の花畑】
4月上旬から5月上旬に花が咲きます。

開花期間中は、菜の花まつりなどのイベントが開催されます。
光合成によって、二酸化炭素を吸収してくれることも忘れてはいけません。
道の駅では、BDF燃料で発電するライトアップも行っています。
------------------------------------------

    • 菜種収穫

【収穫】
菜種の収穫量は平均200kg/10aとなります。
全国各地で菜種栽培が行われていますが、湿害がおこりやすいため排水対策の状況に応じ各地で収穫量に違いが起こります。
6月に入ると種が膨らみ(上)、褐色に色づいてはじける前(下)に収穫します。

汎用コンバインで刈取っていきます。

コンバインの能力にもよりますが、10aあたり約10分ほどで刈取ります。

【乾燥】
刈り取った菜種は菜の花館の乾燥施設へ搬入し、水分が10%以下になるよう乾燥します。

【選別・袋詰め】
乾燥した菜種は、最終の選別をして袋詰めにします。

-----------------------------------------

    • 搾油・精油作業

【搾油】
圧搾法による1回の搾油で、種の重量に対し約30%の油が得られます。

【精油】
搾った油は、加熱処理後ろ紙とろ布を通して精製します。

【ビン詰】
愛東産菜種油のできあがり。

できた菜種油は、特産品として菜の花館や道の駅マーガレットステーションなどで販売するほか、
市内の学校給食でも利用しています。
古来から行われてきた圧搾法で搾るため、良質の脂肪酸やビタミンEを含む風味豊かな菜種油と
なります。
なお、搾ったあとの油かすは、有機質肥料となって再び農地に還元されます。
菜の花館では、この油かすも販売しています。

あいとうリサイクルシステム
昭和56年に『愛の田園あいとう消費生活学習グループ』が発足し、琵琶湖の石鹸運動に呼応して、家庭から出るごみの減量化、資源化に取り組みました。この活動が発展し、昭和61年には自治会と団体、行政が協働で行う「あいとうリサイクルシステム」が確立しました。以来、今日まで回収品目を追加しながらリサイクルの推進を図っています。
------------------------------------------
■家庭で分別・洗浄
資源ゴミは以下のように分類され、各家庭でそれぞれ規定どおりに処理します。
・ビン(白・茶・青・黒の色別)
・カン(スチール・アルミ)
・廃食油
・乾電池
・ペットボトル
・牛乳パック
・トレイ
■家庭から自治会へ
資源回収の日(月1回)、各家庭から各自治会の集積所(27か所)に持ち込みます。
集積所では、当番制などにより立会いが行われます。
ここでは各家庭から持ち込まれる資源が規定どおりに処理されているかを検査します。
■自治会から菜の花館へ
集まった資源は、各自治会が責任を持って菜の花館のストックヤードまで搬入します。
菜の花館では、住民やボランティア市職員らが搬入される資源類の検査と、荷降ろしの手伝いをします。
■資源ごとに各メーカーや団体へ
廃食油回収の流れ
【 各家庭に5リットルの容器を配布 】
左が配布した容器、右が回収用容器
【 各家庭から資源回収日(月1回)に自治会の集積所へ 】
家庭から持ち込んだ廃食油は20リットルの容器に移します
【 各自治会からストックヤードへ 】
自治会が他の資源類と一緒に廃食油を搬入します
------------------------------------------

石けんづくり
廃食油の一部は、粉石けん「愛しゃぼん」に生まれ変わります。
石けんづくりを行うのは「愛のまちエコライフ」。愛東地域の女性グループです。

●石けんづくりの工程

●使い方

台所洗剤として・・・換気扇・ガスレンジ・フライパン等頑固な油汚れに非常に効果があります。
洗濯洗剤として・・・靴下・運動靴などの汚れは、つけおきしておくとよく落ちます。
その他、洗車などにも使えます。

◎使い方
1.例500ccのペットボトル

2.

3.

「愛しゃぼん」の容器はリサイクルペットボトルを利用しています。

◎衣類の洗い方
30リットルの洗濯機に1回分約15~20g(普通量)
先にぬるま湯で粉を溶かして、液にしておきます。泡立ちはありませんが、汚れはよくとれます。
頑固な汚れは先に手もみにしておくとよいでしょう。
フンワリと仕上がりますので、柔軟材を使う必要はありません。

◎油汚れのひどい換気扇の洗いかた
スポンジやタワシなどをお湯に浸し、直接粉せっけんをつけて磨くように洗ってください。
大型のものは、大きなごみ袋等にお湯で溶いたせっけんを入れ、1時間ぐらいつけて洗うと良く落ちます。

◎その他の物の洗いかた
ぬるま湯(20~40度ぐらい)を使うことがポイントです。合成洗剤のように泡立ちませんが洗浄力は変わりません。

『愛しゃぼん』は、回収された廃食油に苛性ソーダを反応させたもので、平成9年5月にJIS(日本工業規格)合格、粉せっけんとして認められました。
粉せっけんで衣類を洗うとフンワリと柔らかく仕上がりますので、赤ちゃんや肌の弱い方にもおすすめです。

あなたもぜひ、『愛しゃぼん』を使って、水環境を守る活動にご協力ください。
菜の花館および、道の駅「あいとうマーガレットステーション」にて販売しています。
*リサイクルせっけん協会に加入し、協会技術指導員の認定を受けています。

------------------------------------------

BDF精製
回収された廃食油の大部分は、バイオディーゼル燃料(BDF)に精製し、
軽油代替燃料として利用されます。

【BDFプラント】

【 BDF精製の流れ 】


●BDFの利用先

①トラクターの燃料

②コミュニティバスの燃料

③ライトアップ用発電機の燃料

④光の祭典「コトナリエ」の燃料

⑤公用車の燃料

⑥炭化プラントの助燃材

⑦カートの燃料

●BDFの特徴



 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください