里守隊、比良に行く。
2013.11.29
11月23日~24日の2日間、比良里山クラブの「フォレストワンデイセミナー」に参加してきました。
滋賀県内で里山保全活動をしている団体や一般参加者が集まった、楽しいイベントでした♪
「里山四天王とその門下生による、森の整備作業の実演&解説」ということで、里守隊は薪づくりブースを担当。
エイジ隊長が薪割りのコツを伝授し、参加者のみなさんに体験していただきました。
初めて斧を持つ方も多かったですが、
「イチバンのコツは、割れるまでやること!」という隊長の言葉に忠実に、
みなさん割れるまで粘りました。
「パカッ」と割れた時の気持ちよさと達成感!やみつきになります(笑)
さて、他のコーナーは、
「やまんばの会」さんの伐倒のお手本。
チルホールを使って、思い通りに木を倒す方法を伝授いただきました。
こちらは「Team Tashiro」さんの、枝払いと玉切りのコーナー。
ムダなく、素早く、安全に、あっという間に大きな木が解体されました。
どちらも市民活動団体なのですが、その技術の高さとチームワークに驚きました。
勉強になります!
そしてこちらは、西田林業事務所さんの運び出しの技。
ちょっとわかりにくいですが、丸太を3~4本まとめて引っ張り出しているのです。
黄色い魚の頭みたいなのがポイントで、それがついていることで障害物もスルスルとすり抜けられるというスグレモノ。
倒木も楽に乗り越えられました!
2日目は、「かもしかの会関西」さんのお話。
今も残るシシ垣を見ながら、シカの行動特性を教わったり、獣の食害の跡やウンチを探して歩いたり・・・。
それにしても、こんな高さの石垣を延々と築いた昔の人々に敬服です。
そのあとは、シカ除けづくりの体験。
みんなで「あーでもない、こーでもない」とワイワイ。
出来上がりが、こちら。
高さ50㎝、幅3m、奥行き2mの木製すのこ。
川の橋の手前にこれを設置しました。
シカは、飛び越えることもくぐりぬけることも、乗って渡ることもできません。
間伐材の利用もできるし、背の高いフェンスを作るよりも値段的にも景観的にも優れています。
上のすのこは乗せてあるだけなので、人が通る昼間は外しておけます。
・・・さて、本当にシカの侵入を防げるのか、しばらく監視カメラで見張るそうです。
こんな感じの2日間、
たくさんの人たちと交流でき、たくさんの刺激をもらいました。
ちなみに1日目の夜は、里山を愛する人たちの熱いトークが夜中の2時まで繰り広げられ、とっても楽しかったです。
会場となった「まほろばの里」には、素敵な石窯も。
ここで焼かれたパンが、また絶品。
ついつい食べ過ぎてしまいました。。。
楽しく有意義な2日間、
声をかけてくださった比良里山クラブさん、
参加されたみなさま、
協力いただいた里守隊メンバー、
みなさんありがとうございました!!
またこんなふうに、山好きが集まるイベントがあるといいなぁ。
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