ひとりで映画もいいけれど、これからを考える映画はみんなで見たい。 古民家で、たたみの上で、ゆるりと学べる映画を見ましょう。 8月の上映作品は『 水俣曼荼羅 』です。
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「なぜ、滋賀で水俣病の話?」 そう思われるかもしれません。 でも実は、エコ俱楽部の活動の原点であるせっけん運動の背景には、水俣との深いつながりがあります。
水俣病の原因物質を含んだ廃水を不知火海に流したのは、日本窒素肥料株式会社(チッソ)です。1956年、水俣病が公式確認されたまさにその年に、チッソの子会社である日窒アセテート株式会社の工場が滋賀県守山市にできました。その守山工場の労働組合での活動が、のちにせっけん運動へとつながっていったのです。
不知火海と琵琶湖は、それぞれ食料や飲料水の源として、わたしたちの命を育んできました。 また、不知火海は九州本土と天草諸島に囲まれており、閉鎖性が高い環境であるという点でも琵琶湖と共通しています。 びわ湖のほとりで生活する私たちにとっては、この映画は、琵琶湖との付き合い方を再考する一つのきっかけになるのではないかと思います。
映画は2004年から約20年間の、「水俣病がある日常」を生きる人々を映しています。一般的に「水俣病は過去の出来事」と思われている中で、かれらの前にはどのような世界が広がっているのでしょうか。
作中には数々の理不尽や矛盾があらわになる、厳しいシーンもあります。 けれど、それ以上に魅力的な人々、その生き方に触れられる作品でもあり、鑑賞後は不思議と明るい気持ちになった、元気が出たという声もよく聞きます。
6時間という超大作。だからこそ、みんなで一緒に観てみませんか? 休憩時間には龍谷大学の学生さんによる水俣産和紅茶の提供も企画中です。 あなたのご参加をお待ちしています。
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日 時 ▶ 2024.8.11 日 10:00~18:30 9:30受付開始
※作品は3部構成で、計372分です。12:00~13:00と15:20~15:35に休憩時間を設けます。
※17時45分からは感想シェア会を行います(任意参加)
場 所 ▶だれんち(東近江市梅林町90)駐車場あり
鑑賞料 ▶ 事前予約:3,600円(前日17時まで) 当日申込:3,900円
※中高大学生・障がい者は500円割引
定 員 ▶20人(先着順)
お申込 ▶こちらのフォームにご入力ください
※今回のだれんちシアターは、「みっけ!水俣∞びわ湖」企画の一環として開催されます。企画の詳細はこちら